ご挨拶

 

 日本は猛烈なスピードで超高齢社会へと突き進んでおり、現在に至るまで様々な社会福祉制度を充実させ、ソフト面においてもハード面においても介護に関する知識および技術を発展させてきたのはご存知の通りです。

 私たちは過去10年に渡りインドネシア共和国において介護事業設立のお手伝い、現地スタッフ及び学生への介護技術の指導を行ってまいりました。

 平成29年11月、日本で培われた介護技術や知識をアジア諸国等へ移転を図り、その国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的に介護にかかわる人材を技能実習生として受け入れることになりました。

 この政府の決定を受け私たちは平成30年2月、協同組合を立ち上げ東南アジアの国々を中心に才能ある意欲に燃えた良質な人材を受け入れることを目的として、ICA協同組合(InterAsia Care Association)としてスタートいたしました。

 また、介護のみならず広く他業種での海外人材育成も視野に活動してまいる所存です。

 外国人技能実習生制度は今やたいへん注目を浴びております。しかしながら、技能実習生を単なる安価な労働力に過ぎないと誤った考えで受入れている企業や監理団体(受入れ組合)があるのも事実です。外国人技能実習生を受け入れるということは、ひとつの国際貢献であると同時に、個々の実習生に対しては技能や日本語を習得させ、帰国後は身に着けた技能や経験を生かして豊かな生活を送ってもらう責任があります。これらのことをしっかりと認識して受入れをされる企業様を全力でサポートし、企業様の繁栄につながるよう私たちは努力いたします。

 

 

ICA協同組合 理事長  河内山 昇